圏央道の本県区間として大きな役目を果たす「さがみ縦貫道路」の完成に、本市経済界も多大な期待を寄せています。あわせて、圏央道を、より効果的に活用するため、インターチェンジ、ジャンクション等へのアクセス道路の早期における一体的整備を強く要望いたします。

また、この完成により本市から、あるいは他市等から通過（または経由）して、八王子市、山梨県方面への一方通行的観光流出が懸念されるところです。

このため、本市の財産である茅ヶ崎海岸周辺の自然環境保全とともに海に適したレジャー､スポーツなどの施設整備が課題です。県では、これまでも侵食防止や養浜対策に積極的に取り組んでおられますが、さらに海を訪れる人々にやすらぎを与え、真に親しめる海岸づくりを強く要望いたします。

経済のグローバル化と少子・高齢化が進展する中で、本市の商業環境も極めて厳しい状況となっています。さらに隣接する辻堂駅北口における都市再生事業（シークロス）の建設が急ピッチで進められており、今後の本市全体の商業へ与える影響を憂慮しております。

このため、当所では各商店街の活性化策として、地域住民が車に頼らずに、徒歩や自転車で買い物ができる商店街づくりを推進しています。これまで様々なソフト事業を実施するにあたり、県・市等の補助金の利用がなされておりますが、一部において電柱の撤去などに伴う道路整備等、ハード的取り組みも求められております。環境負荷を軽減する商店街活性化事業に、県補助金の幅広い適用を要望致します。